”05年初めからキットを利用して真空管アンプの自作に取り掛かり300Bという真空管を使用したアンプを5台製作してみた。 シングル、パラ、プッシュと3極管の300Bにこだわってみた。 真空管のメーカーもソブテック、ドラゴン、ウエスタン、クラシック、なす管など取り替えて聴いている。 スピーカーはダイヤトーン、JBL、タンノイ、自作塩ビスピーカー、などなどを繋いで、JAZZを中心に楽しんでいる。 なかなか良い音がする。 最近ロシアの飛行機の通信管に使われていたという6C33CBという真空管のアンプを作ってみた。 シングルでパワーもありこれもなかなか良い。 やはり3極管である。 300B真空管アンプで、低音から高音までスケールの大きい、迫力のある音を求めるなら断然プッシュプルが良い。 シングルの場合は真空管によってかなり音が変わる。 真空管を取り換えながら聴く楽しみもなかなか捨て難い。 自作した真空管アンプを中心にスペックと独断と偏見での評価をコメントしてみた。 作者の趣味の紹介です。
真空管アンプ一覧
下記小さな写真にマウスを移動すると写真が拡大します。
サンオーデイオ SV-300BE
サンオーデイオ SV-300BE | ||
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品名 | SV-300BE | |
出力真空管 | 300B/S×2 | |
真空管製造 | 中国 Ciassic-C-I | |
前段真空管 | 6SN7×2 | |
回路 | 3極管直結2段 | |
入力感度 | 0.15V | |
出力 | 8W×2 | |
周波数特性 | 15Hz~30kHz(-3db) | |
重量 | 15kg | |
制作年月 | 2005年2月 | |
特に中音域の音が素晴らしく、人の声は肉声と間違うほど。 演奏中の話声が良く聞こえる。
写真は中国の真空管だが、ウエスタンの300Bが一番フィットする。 制作は比較的簡単。 作者で1.5日程度。 |
アドバンス HC-1SE
アドバンス HC-1SE | ||
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品名 | SHC-1SE | |
出力真空管 | 300B/S×2 | |
真空管製造 | ロシア | |
前段真空管 | 12AX7×1、6N1P×2 | |
回路 | 3極管+SRPP | |
入力感度 | 0.35V | |
出力 | 5.8W×2 | |
周波数特性 | 18Hz~20kHz(-1db) | |
重量 | 9kg | |
制作年月 | 2005年3月 | |
特に中音域の音が素晴らしい。 低音がやや迫力不足。 コンデンサを取り換え、トーンコントロールをパスする改造をすると音は格段に良くなる。
制作は比較的簡単。 作者で1.5日程度。 |
トライオード VP300BD
トライオード VP300BD | ||
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品名 | VP300BD | |
出力真空管 | 300B/パラ×2 | |
真空管製造 | 中国 | |
前段真空管 | 12AT7×2、6SN7×2 | |
回路 | 3極管直結3段カソード | |
入力感度 | 0.5V | |
出力 | 21W×2 | |
周波数特性 | 20Hz~50kHz(±1.5db) | |
重量 | 20kg | |
制作年月 | 2005年4月 | |
音は全体にスッキリした感じ。 300Bパラ接続の割に迫力なし。 制作は組立が込み入っていて困難。
ハンダ付が難しい訳ではない。 組立に難あり。 作者で2.5日程度。 |
オペラオーディオ C-M100Spluse
オペラオーディオ C-M100Spluse | ||
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品名 | C-M100Spluse | |
出力真空管 | 300B/PP×2 | |
真空管製造 | 中国 98 | |
前段真空管 | 12AX7×2、6SN7×2 | |
回路 | 3極管 | |
入力感度 | 0.18V | |
出力 | 25W×2 | |
周波数特性 | 8Hz~60kHz(-3db) | |
重量 | 20.4kg | |
購入年月 | 2005年4月 | |
これはキットではないが、紹介します。 低音から広域まで良くでている。 300Bプッシュプルの迫力。 円形のトランスも気に入っている。
スピーカーを選ばない。 すべてのジャンルの音楽に合うような気がする。 |
オーディオ専科 TINY-CHIEF
オーディオ専科 TINY-CHIEF | ||
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品名 | TINY-CHIEF | |
出力真空管 | 300B/S×2 | |
真空管製造 | 中国 98 | |
前段真空管 | 6SL7×2 | |
回路 | SRPP | |
入力感度 | 1.0V | |
出力 | 8W×2 | |
周波数特性 | 10Hz~40kHz(±2db) | |
重量 | 14kg | |
制作年月 | 2005年10月 | |
低音から広域まで音そのものが良くでているのが特徴。 プッシュプルの迫力を期待してはいけない。 入力のゲインが少ないのでプリアンプを入れると音が安定する。
制作はやや難しいが創造の喜びあり。 作者で2日程度。
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オーディオ専科 FOX-BAT_MK3
オーディオ専科 FOX-BAT_MK3 | ||
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品名 | FOX-BAT_MK3 | |
出力真空管 | 6C33CB/S×2 | |
真空管製造 | ロシア | |
前段真空管 | 12AU7×2、12AU7×2 | |
回路 | SRPP+3極管 | |
入力感度 | 1.0V | |
出力 | 15W×2 | |
周波数特性 | 8Hz~80kHz(±1db) | |
重量 | 16kg | |
制作年月 | 2008年1月 | |
低音から広域まで幅広く音が良くでている。 パワーもまずまずで特に低音の伸びが素晴らしい。 真空管は300Bではないが、3極管のアンプは良い。
TINY-CHIEF同様、入力のゲインが少ないのでプリアンプを入れると音が安定する。 制作はやや難しいが創造の喜びあり。 作者で2日程度。
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サンバレー VP-300SE
サンバレー VP-300SE | ||
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品名 | VP-300SE | |
出力真空管 | 300B/PP×2 | |
真空管製造 | 中国 98 | |
前段真空管 | 6SN7×2、6SN7×2 | |
回路 | 3極管直結 | |
入力感度 | 0.28V | |
出力 | 22W×2 | |
周波数特性 | 10Hz~90kHz(-3db) | |
重量 | 23kg | |
制作年月 | 2008年2月 | |
低音から広域までスムーズに良くでている。 それでいて300Bプッシュプルの迫力もある。 やはりプッシュプルは良い。
オスカーピーターソンのピアノの音が気持ちよく響く。 スピーカーを選ばない。 制作があまり簡単なので驚いた。 作者で0.5日程度。 |
自作塩ビスピーカー
塩ビのパイプでスピーカを作ってみた。 広帯域のスピーカーと塩ビパイプ以外アは全て100円ショップ。
それなりに高音も低音も出る。 費用も8000円ほど。 作り方も簡単。 塩ビの中に吸音材を入れてスピーカーに棒を付けてセットするだけ。
棒を付けると低音が出る。
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SV300BEアンプとJBL
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